藤沢市の石碑

成就院の石塔群(大庭)

藤沢市中央西部に広がる大庭は長い歴史を持つ地名で、平安時代に書かれた書物にもその名が現れます。その中央部には平安時代末期に大庭景親が居城していたとの伝説がある大庭城がありましたが、戦国時代に廃城となり現在は大庭城址公園として保存されています...
藤沢市の石碑

江の島の六観音(江の島)

藤沢市内でもっとも数の多い石仏像といえば地蔵菩薩でしょう。剃髪した僧侶の姿で二世安楽をもたらしてくれる地蔵菩薩は時代を超えて人気です。地蔵菩薩ではない仏像に赤い前掛けがされていることもしばしばですから、石仏像といえばお地蔵さん思う人も少なく...
藤沢市の石碑

打戻榎戸の馬頭観音塔(打戻)

藤沢北部の御所見地区はかつて菖蒲沢・葛原・用田・打戻・獺郷・宮原の6つの村からなっていました。現在その名は藤沢市の大字として地名に残っています。このうち打戻は御所見地区南部に位置しており、この地域は今のところ大規模な宅地開発を免れているため...
藤沢市の石碑

石碑に刻まれた経文(藤沢市全域)

石碑には経典や祈祷書からの引用文が刻まれていることがしばしばあります。その中には現在もよく知られていて実際に唱えられるものもありますが、今ではほとんど忘れられているものもあります。その出典が(私には)わからないものも少なくありません。ここで...
藤沢市の石碑

藤沢市の廻国塔一覧(藤沢市全域)

小嶋博巳氏による『廻国供養塔データベース』は、全国の記録を調べあげることで一万基以上の廻国塔の情報を収集し、それを検索可能な形でデジタル化した画期的なデータベースで、こちらからダウンロードもできます。また同氏による『六十六部日本廻国の研究』...
藤沢市の石碑

浄土院の筆子塚(菖蒲沢)

藤沢市北部の中央やや西側にある菖蒲沢は東西に細長い形をしており、その東部には県道藤沢厚木線の新道が南北に走っています。この菖蒲沢大平交差点のすぐ西側に浄土宗寺院があります。正式名を仏心山清澄寺浄土院というこの寺は、鎌倉光明寺二十七世光誉西隠...
藤沢市の石碑

遠藤北原の廻国塔(遠藤)

藤沢市遠藤は北部のヤト(谷戸)や南西部のクボ(窪)と呼ばれる低い土地と、中部のハラ(原)と呼ばれる小高い台地の二種類の地形から成り立っており、このうちハラの地域には秋葉原・東原・向原・北原・松原・中原・南原といった原を含む地名が小字として残...
藤沢市の石碑

遠藤中原の旧大験寺歴代墓碑群(遠藤)

藤沢市の西北部、御所見地区の南に位置する遠藤はかつては自足自給の純農村地帯でした。そのころの遠藤の様子は、『遠藤の昔の生活』(1980年 藤沢市教育文化研究所)にくわしく描かれています。その後昭和三十年代にはじまった開発により、遠藤はその東...
藤沢市の石碑

七ツ木村の城染(高倉)

藤沢市北東部の境川西岸沿いに南北に広がる高倉は、江戸時代には北部の千束村と南部の七ツ木村から成り立っていました。『新編相模国風土記稿』(1841)によれば、この二村は元々ひとつの村であったのが、元禄の頃に千束村が七ツ木村より分かれたとありま...
藤沢あれこれ

江の島階段マップ(江の島)

江の島は階段だらけの島です。トラックや乗用車が青銅の鳥居から中に入ることは物理的に困難です。バイクや小さな車なら島の西側の下道を通って山二つの近くや、サムエル・コッキング苑までは到達可能ですが(下道からサムエル・コッキング苑に至る道は関係者...